シェアード・リーダーシップ: 変革チームが持つリーダーシップ

シェアード・リーダーシップ: 変革チームが持つリーダーシップ

DXの課題である「人材不足」を解消するには?

複雑性を増す現在のビジネスでは、リーダーシップも大きく変化

多くの会社が変革(トランスフォーメーション)の必要性を唱える中で、よく聞く経営者の悩みが「人材不足」です。

 

しかし、複雑性を増す現在のビジネスにおいては、リーダーシップも大きな変化を遂げています。

 

「強いリーダーシップを持った優秀な者が現れ、みんなを引っ張っていく」というイメージの方をまず変えるべきです。

 

 

イノベーションの鍵は、チームと多様性(ダイバーシティ)

21世紀にイノベーションを生み出す鍵は、チームと多様性(ダイバーシティ)です。様々な能力を持った者が集まってチームを組み、次々に発生する予測不能な問題に対して、問題ごとに最も適した者がリーダーシップを発揮して対応する。

 

問題ごとにリーダーが変わり残りのメンバーがフォローする、それが最新のリーダーシップの考え方、シェアード・リーダーシップです。もはや、カリスマ的な一人のリーダーが、残りのメンバーに指示を出す、というイメージは完全に幻想と断言できます。

 

重要なのは、多様性のあるチームの初期は、明らかにパフォーマンスが低下します。いかに耐えるかがキーです。

 

シェアード・リーダーシップが有効に機能させるのが、経営者の手腕

イノベーションには技術が重要なのを否定はしません。しかし、人と組織、リーダーシップに対する考え方が旧態依然だと確実に失敗します。

 

いつまでも幻のカリスマ・リーダーを待ち続ける、そんな不毛な考えを捨て、イノベーションチームの立ち上げに注力すべきです。

 

シェアード・リーダーシップが機能するまでのチームの立ち上げには、昔のイメージである垂直的なリーダーシップが必要です。ただメンバーを集めたからといって、シェアード・リーダーシップが自然に生まれることは殆どありません。それこそが、経営者の役割です。

 

垂直型からシェアードへのリーダーシップの変化
垂直型からシェアードへのリーダーシップの変化

【垂直型からシェアードへのリーダーシップの変化】

 

チームが機能し始めると、シェアード・リーダーシップが出現

DXの人材不足、あるいは、組織編成に悩んでいるなら、是非ビズフォリオにご相談ください。

 

 

※記事は執筆者の個人的見解であり、必ずしもビズフォリオの公式見解を示すものではありません。

 

 

三木章義
PMP/FP/産業カウンセラー ビズフォリオ合同会社 代表社員

 

日系Sierでシステムコンサルティングに従事。企業における業務改革やBPR(業務のリエンジニアリング)、ビジネスモデルのトランスフォーメーション、プログラム/プロジェクトマネジメント等を支援。

 

2016年にビズフォリオ有限責任事業組合を設立。2021年より合同会社に形態を変更。「マネジメント・サイエンスを活用して価値創造の変革に貢献」を経営理念に、セミナーやコンサルティングサービスを提供している。